長いページやチャットのやり取りを残したいとき、画面に収まりきらなくて何枚も撮ることになります。面倒なのはそのあとで、いざ送ろうとすると順番がぐちゃぐちゃになっている。
この記事では、撮った複数枚のスクリーンショットを上から順に1枚の縦長画像にまとめる手順をまとめました。アプリの追加も登録も要りません。
なぜバラバラのままだと困るのか
受け取る側のことを考えると話は早いです。5枚ばらばらに届いても、どれから見ればいいのか分からない。チャットの履歴なら途中で切れた時点で文脈が消えますし、保存するほうも1枚ずつタップしていく羽目になる。撮った本人は順番を覚えているので平気ですが、相手には手がかりがありません。
1枚の縦長画像にしておけば、相手はスクロールするだけで最初から最後まで読めます。事前の説明もいらなくなります。
まずは撮り方を押さえる
つなぎ合わせの出来栄えは、実は撮り方でほぼ決まります。ここを省くと、あとで継ぎ目がずれてやり直しになります。
少し重ねて撮る
前の画面の下の方を、次の1枚に少し含めて撮ってください。画面全体の1割程度が重なっていれば十分です。
ぴったりの位置で切ってしまうと、その間に表示されていた1行が消えてしまいます。多少重なっていても、仕上がりは気になりません。
スクロール量をそろえる
1回あたりのスクロール幅をだいたい同じにしておくと、つないだときに不自然な段差ができにくくなります。
向きと幅を変えない
途中で画面を横向きにしたり、ブラウザのウィンドウ幅を変えたりすると、つないだときに段差ができます。撮り始めたら、最後まで同じ向きと同じ幅のまま撮ってください。
1枚にまとめる手順
ここからは実際の作業です。慣れれば1分とかかりません。
ステップ1:画像を選ぶ
結合ツールを開いたら、撮ったスクリーンショットをまとめて選びます。ドラッグしても、1枚ずつ選んでも構いません。
iPhone でも Android でも、最近のスマホのブラウザならそのまま選べます。パソコンに転送する必要はありません。
ステップ2:縦方向を選ぶ
スクリーンショットは基本的に縦方向です。上から下へ、撮った順に積み上がっていきます。
横並びにすると左右に伸びてしまい、スマホでは小さく表示されてしまいます。縦長の画面を見せるなら縦一択です。
ステップ3:順序を確認する
ここがいちばん大事です。ファイル名の順番と、実際に読む順番がずれていることがよくあります。
プレビューを見ながら、上から下へ話がつながっているか確認してください。入れ替わっている1枚があれば、ドラッグで動かせます。
つながっているかどうかは、次の3点を見ればだいたい分かります。
- 一番上の画面が、話の始まりになっているか
- 途中で不自然に途切れている行がないか
- 同じ画面が2回続いていないか
ステップ4:余白を整える
継ぎ目を目立たせたくなければ、0 のままで構いません。逆に「ここで手順が変わる」と示したいときは、少し間を空けたほうが読みやすくなります。
正解の数値はないので、プレビューを見ながら決めてください。迷ったら 0 から試すのが手っ取り早いです。
ステップ5:保存する
仕上がりを確認したら保存します。書き出した画像に透かし(ウォーターマーク)は入りません。

よく使われている場面
よくある使い方をいくつか挙げておきます。
問い合わせへの返信
エラーが出た場面を伝えるとき、1画面だけでは原因が分からないことがあります。操作した順に複数枚つないで送ると、サポート側が状況をつかみやすくなります。
手順書とマニュアル
社内向けの操作手順をまとめるとき、画面ごとに画像を分けると枚数が膨らみます。1枚にまとめておけば、資料に貼るのも1回で済みます。
フリマアプリの出品
メルカリやラクマに出すとき、商品の状態を説明する画面と取引メッセージをまとめて載せたいことがあります。購入前の質問に答えるときにも使えます。
SNS への投稿
長いページをそのまま共有したいときに向いています。複数枚を投稿すると見る側はスワイプを繰り返すことになりますが、1枚ならそのまま読み進めてもらえます。
画質を落とさないために
スクリーンショットは文字が多いので、圧縮の影響が出やすい素材です。
書き出す形式は PNG が無難です。JPG のほうがファイルは軽くなりますが、圧縮で文字の縁がにじみやすい。文字が読めるかどうかで実用性が決まる素材なので、ここは削らないほうがいいでしょう。
仕上がりは必ず実寸で確認してください。縮小表示だと、にじみに気づきません。
つなぐ前の画像も、しばらく残しておいてください。順番を間違えたり余白を直したくなったとき、撮り直すよりずっと楽です。
枚数が多いときは
10枚、20枚と増えてくると、1枚の縦長画像としては長くなりすぎることがあります。SNS によっては投稿できる縦横比に上限があるためです。
そんなときは、数枚ずつのブロックに分けてつなぐか、グリッドレイアウトに切り替えて並べる方法もあります。
よくある質問
スクリーンショットを1枚にまとめるにはどうすればいいですか?
撮った複数枚のスクリーンショットを結合ツールに読み込み、縦方向を選びます。順序と余白を整えてプレビューを確認したら、保存するだけです。アプリのインストールは要りません。
iPhone で長いスクリーンショットを撮るには?
iPhone の標準機能では、Web ページ全体を「フルページ」として保存できます。ただし対応していないアプリも多いため、その場合は画面を少しずつ重ねて撮り、あとから結合ツールで縦につなぐ方法が確実です。
Android でもスクリーンショットをつなげられますか?
機種によっては「スクロールキャプチャ」という機能が最初から入っています。それが使えない画面では、複数枚に分けて撮ってからつなぐ方法で対応できます。
何枚までつなげられますか?
枚数の上限は決まっていませんが、実用上の限界はあります。20枚を超えたあたりからブラウザの動作が重くなるのと、できあがりが縦に長くなりすぎて投稿できなくなるサービスが出てきます(X や Instagram には縦横比の上限があるため)。そのときは数枚ずつに分けるか、グリッドに並べるほうが扱いやすいです。
継ぎ目がずれて見えるのですが?
撮るときに画面を少し重ねておくと、ずれて見えにくくなります。画面の1割程度が重なるように撮ってみてください。
順番を入れ替えることはできますか?
読み込んだあと、ドラッグで動かせます。プレビューを見ながら、上から下へ話がつながる順番に並べ替えてください。
画質は落ちますか?
結合しただけで劣化することはありません。文字が多い画面では、書き出し形式に PNG を選ぶと縁が崩れにくくなります。
スマホだけで完結しますか?
iPhone でも Android でも、ブラウザから直接画像を選んでそのまま結合できます。一度パソコンに移す必要はありません。移動中でも作業できます。
登録やログインは必要ですか?
いりません。開いたその場で使えます。画像はブラウザの中だけで処理されるので、サーバーに送られることもありません。
書き出した画像に透かしは入りますか?
入りません。そのまま仕事の資料や提出物に使えます。
まとめ
ポイントは、つなぐ前の撮り方にあります。少し重ねて撮っておくだけで、順序の確認も継ぎ目の調整もぐっと楽になります。
バラバラのスクリーンショットを何枚も送るより、1枚の縦長画像のほうが伝わります。次に困ったときは、試してみてください。